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アミノ酸

アミノ酸とは

アミノ酸と言うと、調味料かサプリメントかどちらの話なのか

今回は調味料の方です。

弁当
私は、母の影響で子供のころからうま味調味料を口にする機会が少なく、友人宅で出されるうま味調味料の味がするから揚げや卵焼きが苦手でした。大人になっても弁当屋さんのダクトから流れてくるうま味調味料の臭いがダメで、そういう臭いのしない弁当屋さんでしかお弁当が買えませんでした。


化学調味料

調味料
うま味調味料(うまみちょうみりょう)とは、うま味を刺激する物質を人工的に精製した調味料である。ナトリウムと結合した結晶のかたちで扱われ、塩や砂糖のように、水などに溶かして使うことが多い。主成分はグルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウム。

うま味調味料
かつては「化学調味料」と称されていたが、1990年代から「うま味調味料」と言い換えられるようになった。現在は、加工食品において原材料名として、「調味料(アミノ酸等)」と表記されていることが多い。
初めて登場したうま味調味料は、グルタミン酸ナトリウムを主成分として1909年(明治42年)に発売された「味の素」である。

ウィキペディアにもこうあるように、人工的につくられたものなのに『化学調味料』というわかりやすい表現をごまかすのはどうかと思っています。

「化学調味料」という呼称は、昭和30年代にNHKが商標を放送内で扱うことを回避する目的で(「味の素」が商標であるため)使用したのが最初といわれている[11]。業界団体である日本うま味調味料協会自身、1960年代後半から1985年(昭和60年)まで「日本化学調味料工業協会」だったんですが、マイナスイメージを払しょくしたかったのでしょうね。

薬物中毒
でも、添加物であることには変わらないし、お薬だって必要だけれど副作用があります。お砂糖でも塩でも味噌でも醤油でも摂りすぎれば害があります。団体の名称変更や呼び名の変更などで『安全』を誇張することにとても違和感を感じるんですよね。

三菱商事の『D-アミノ酸』の方がまだ真実をはっきり書いているように思えます。
調味料として研究されているものですが、医薬品的な考え方が強いです。人工的に扱うのであればそちらの方が正しいと思います。

D-アミノ酸とは

アミノ酸DL
「アミノ酸」には上に示すように鏡に写したような関係にある二つの「鏡像異性体(光学異性体)」が存在します。それぞれを「L-アミノ酸」「D-アミノ酸」と呼びます。たんぱく質を構成するアミノ酸のほとんどは「L-アミノ酸」で、自然界に存在する「アミノ酸」の多くはL体であり、またL体とD体の分画技術も完成していなかったこれまでは「D-アミノ酸」はあまり着目されてきませんでした。

近年の分析技術の飛躍的な向上により、L体とD体のアミノ酸を定量的に分離できるようになり、自然界にも多くの「D-アミノ酸」が存在することが明らかになってきました。「D-アミノ酸」は多くの生体細胞に含まれ、様々な生理活性を発揮しています。最近では脳内における記憶・学習といった機能との関わりや、統合失調症やアルツハイマー病との関連についても報告されています。また、白内障との関係や美肌効果を有するなどの報告もあります。甲殻類(えびやかに等)においては、体内の「D-アミノ酸」の量を調整することにより海水濃度変化への対応をしているとされています。
しかし「D-アミノ酸」の食品中における機能、代謝等の研究はまだまだ緒についたばかりで、今後のさらなる進展が期待されるところです。

このように、アミノ酸の研究や情報は常に更新されています。

ただ、アミノ酸の過剰摂取による人体への影響も研究が進んでいますし、医療の分野でも医薬品の成分としてもアミノ酸が使われていますし、メーカーの誇張した情報に振り回されることなく、正しく知る事が大切だと私は思います。

三菱商事の研究の中では、L体とD体ではそれぞれのアミノ酸の特徴も違ったりするようです。
苦みが軽減するというメリットの反面、余韻が弱くなると味の深みが感じられなくなるかもしれません。逆に甘みを強く感じると、過剰に甘みを欲するようになる可能性もあります。これは合成甘味料で指摘されたことです。

いろんなものを作り出すことも良いですが、もう少し自然のバランスとか今あるものと向き合って、その意味を考える事も必要ではないでしょうか。自然界にあって、人の手で作りだせないものは沢山あります。その絶妙なバランスは一体だれがどうやって想像したのでしょうね。

プロテインへの思い

画像 ナノア100ココア
体内のタンパク質(プロテイン)を構成しているのは20種類のL-アミノ酸から作られています。
タンパク質アミノ酸

アミノ酸それぞれの機能は研究されていますが、なぜすべてL-アミノ酸なのかはわかりません。
食事からとったたんぱく質を体内で分解してアミノ酸を摂取しています。質の良いタンパク質を摂る事はとても大切だと思いますし、加齢とともに衰えた消化分解合成などの機能を、他の栄養で補う事も必要になります。
そのため、アミノ酸バランスと吸収率に優れたたんぱく質栄養を手軽に摂れるように、配合にもこだわった製品を案内しています。
一番の特徴は、高品質のプロテインを使用しバランスを壊さないようにアミノ酸添加していない製品だということです。プロテインに良く使用される甘味料アスパルテームは合成アミノ酸で作られています。HMBというロイシンと言うアミノ酸の代謝物を過剰に摂取する製品もあります。
せめてBCAAが多いタンパク質原料を選ぶくらいが自然な選択だと私は思っていて、添加するのはアミノ酸ではなく、原料の収穫期や生産地によってもばらつきが出やすい補酵素のビタミンやミネラルくらいじゃないかと思っています。なるべく自然の環境に近づけるための工夫です。

毎日、同じように朝が来て夜が来ること。引力によって大地で生活できること。当たり前のことかもしれませんが、こうした自然界が用意してくれた世界を、私たちは敬意をもって『共存』させてもらうという気持ちを持ち続けたいものです。

地球
地球環境問題と同じく、体内環境にも配慮して、私たちは体のリズムを悪化させないように注意していきたいですね。
『自然なものを食べましょう』と言うのは、そういう意味だと私は思います。



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