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だまし討ちとビジネス

ウォーターサーバー

水
もう、何年になるか忘れました。我が家のウォーターサーバーですが、最近多いのが他業者への乗り換えをしきりにすすめるケースです。

携帯電話乗り換え
一時、携帯電話で問題になりましたが、過去には新聞屋の勧誘とか、同業他社間でお客の取り合いと言うのはよくある話ですね。
先日、近所のショッピングモールでウォーターサーバーのキャンペーンをやっていたようで、妻から連絡がありました。

誤解なのか

今使っているウォーターサーバーが新しくなって、今より安くなるからと言うので、詳しく話を聞いて欲しいと言うものでした。妻は、こうした話に普段あまり興味が無いのでそこまで言うならと思い、話を聞きに行く事にしました。

問題は、ここからです。
実際に話を聞いてみると、妻の話とは全く違うのですね。『乗り換え』とは全く言わずに話を進めていき、契約させようと言うものでした。過去に私が使用しているサーバーの会社にいたとか、実際他社サーバーの写真や数字を見せて何とか乗り換えさせようとします。頑張って営業テクニックを使っているつもりでしょうが、根本的に欠けているものがある事に気づいていません。

詐欺やだまし討ちみたいなものですよね。他社からの乗り換えの営業はよくある話ですが、私はこういう方法はあまり好きではありません。本来、選ぶのはお客様の意思であって販売する側に必要なのは売るテクニックではなく『誠意』だと私は思います。

なので、私は相手から言ってこない限り他社のお客様を横取りする気なんてさらさらありません。
相手から言ってこられる場合にも、必ずメリットデメリットはきちんと説明するべきです。

先ほどのウォーターサーバーに関して言うと、サーバーを入れている私の意図と相手がすすめる理由が一致していないのに、切り替えるはずがありません。どんなに営業のテクニックを使ってすすめられても私には営業トークで売りつけようとしているようにしか聞こえませんでした。
そもそも、妻が『同じサーバーが安くなる』と誤解するような説明をしている時点でアウトです。受け手に対して不誠実です。商売は騙しあいのゲームではありません。

ビジネスの本質

私なりの考え方ですから、専門的な話ではありません。

『ビジネスとは』を私は相手に商品やサービスを提供し対価を得る事と学びました。
商品とは、サービスとは、それぞれに定義があって学んでいるととても面白いと思いました。

私はサプリメントを提供する仕事をしていましたが、仕入れた商品を売る事だけがサプリメント販売の仕事ではありません。

プレゼント
お客様が欲しいと思うサービスや商品を、適正な価格で提供します。
提供できるサービスや商品は提供する側の都合で作られます。これは当たり前のことで、何も悪いことではありません。それをきちんと伝えないほうが『不誠実』なビジネスです。
だから、こちらが提供するものとお客様のニーズが合えばビジネスは成立しますが、お客様が不満を持っていても仕方なく使うのは詐欺と大して変わりません。

お客様のニーズにすべて応えようと思ったらお金がかかります。損するかもしれません。

価値観は人それぞれですから、自分たちにできる事に価値を感じる人が自分たちのお客様になり、他社に価値を感じる人が他社のお客様になります。それでもテクニックでごまかして自社のお客様にしようとするのではなく、お客様がなぜ他社のお客様なのかを分析し、自分たちがやりたいことにプラスになるのなら参考にすればよいと思います。

サプリメントに限らずですが、仕事とは切磋琢磨してより良いものにしようとすることで利用する人たちの役に立ちます。自分たちの都合で仕事をしていると、ニュースになるような人に迷惑をかける企業が出てくるのではないでしょうか。
他社の客をだまして横取りしても、どうせまた同じことをされるでしょう。私たちが見るべき相手は、行儀の悪い同業他社ではなくこちらを向いてくれるお客様なのです。

売りたいからテクニックで売るのではありません。それは行き着くところが『詐欺』です。
お客様の本当のニーズは何かを追及する事こそがビジネスなのではないでしょうか。