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便秘について まとめ

11月に入りましたが


まだまだ暑い日が続いています。

冬になると、体温が下がり免疫力が落ちることが、風邪やインフルエンザが流行する原因です。腸内細菌と免疫力は密接な関係がある事が、近年わかってきています。

普段から、便秘を予防し腸内環境を整えることは、病気の治療にもプラスに働くことが医学的にも証明されるようになってきました。


昭和大学を中心にしたUバンクと言う取り組みもその一つです。

Uバンク


免疫力を活性化させ、がん細胞を消滅させる「がん免疫療法」は、外科手術、放射線、抗がん剤に続く「第4のがん治療」といわれる最先端の治療法です。その治療効果の良しあしに、腸内細菌が関わっていることが近年の研究でわかってきました。


腸内環境と病気の治療


これらの研究のきっかけとなったのは、米シカゴ大学とフランスの研究チームが2015年に公表した「腸内細菌の違いによって、がん免疫治療薬の効果が左右される」というマウスを使った実験結果です。

エサなど飼育環境の違いが腸内細菌の違いとなってあらわれ、治療薬の効きを左右していることがわかりました。フランスの研究チームは、無菌マウスにがん免疫治療薬を与えても、治療効果があらわれないことを確認し、腸内細菌の存在そのものが不可欠なことを明らかにしたそうです。


これをきっかけに実際に薬を使っている患者の腸内細菌を調べる研究が各地で始まり、治療効果のあった患者の腸内細菌が効果のなかった患者に比べていろんな菌がいることや、治療の前後で抗生物質を使っていると菌が減少して薬の効きが悪くなることがわかってきました。


がん治療と腸内

昭和大学Uバンクでも、集まったデータを解析し、オプジーボ(がんの抗体治療薬の名前)の効果があった患者さんの腸内細菌には、ビフィズス菌が多いこと、細菌の多様性があることなどがわかってきているようです。


もともと、日本人はがん薬物療法の効果が出やすいともいわれているようですが、「世界のなかで日本人は、ビフィズス菌など、良質な腸内細菌を多くもつ傾向にある。良好な治療結果は、腸内環境がいいことが一因といえるかもしれません」と研究者の方々はおっしゃっています。

病気と腸内細菌との関わりは、がんだけではないようです。


糖尿病など生活習慣病や、うつ病などの心の病、さらに花粉症をはじめとしたアレルギーなど、様々な分野に広がっています。

これまでに数千件分の腸内細菌のビッグデータが集まっており、がん以外の病気でも、その関わり方をひもとく研究が始まっているそうです。



普段からできる事


私たちは、いつどんな病気になるかわかりません。


netakiri

もし、病気になった時腸内環境によって『治る可能性』が左右されるとしたら、普段から気を付けていた方が良いですよね。


『健康』であることを前提に、腸の話ををするとピンとこない事もありますがいざ病気になったり、不調を感じると腸の大切さはわかりやすいかもしれません。


生活習慣で言うと、腸を冷やさない事とトイレを我慢しすぎない事は大事だと思います。


お腹が冷えると交感神経が優位になり、腸の血行不良やぜん動運動の低下を招きます。

腸内に便がとどまりやすくなるため、便秘につながることがあります。

お腹が冷えやすい人は、日頃から工夫が必要ですね。


【おすすめの方法】

・冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎないようにする

・体を動かして血行を促す

・なべ物など消化が良く体を温める食べ物を食べる

・ゆっくりとぬるめのお湯(38〜40℃程度)に15分~20分程度の全身浴をする

・腹巻き・湯たんぽなどでお腹を温める

・寝起きすぐに白湯を飲む

・寝る前にリラックスできる事をして自律神経を整える


便秘解消注意

あくまで対処法ですが、あまりにも出ないようなら薬を使ってでも出すべきだと。



大腸と小腸


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これまで何度もご案内していますが、森永乳業さんのビフィズス菌BB536、コンビさんの乳酸菌EC-12、そして森永乳業さんのラクチュロースを配合したサプリメントを私はずっとお勧めしています。


私自身、腸内環境の改善にかなりプラスになりました。

便の臭いや硬さ、回数などこんなに変わるのかと思いました。これが、腸内細菌の話に興味を持った理由です。

おかげさまで、多くの方に同じように喜んでいただきましたが、間違った情報に振り回されている方も少なくありません。


大腸の話と小腸の話は全く別ですからね。


大腸の善玉菌の99.9%はビフィズス菌です。今回の昭和大学の話にも『乳酸菌』ではなく『ビフィズス菌』が取り上げられています。乳酸菌の方が種類が多いのになぜでしょう。働く場所の違いが大きいと思います。


腸のがんのほとんどが大腸であることもその理由だと思います。


先日亡くなられた、元大関の朝潮さんは小腸のがんで亡くなられましたが、これは希少がんと言われる非常に少ないケースです。

そもそも、乳酸菌はそのまま戦うのではなく主に栄養を作ったり自ら免疫細胞の栄養のような働きをして役に立っています。


ビフィズス菌とは大きさも働きも違うんですね。どっちが大事とかどっちが優れているという話ではありません。正しく知る事が大切だと私は思います。


極端な健康情報や、インパクトだけの宣伝に振り回されず、腸の健康維持や便秘の予防を行いましょうね。




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