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介護過程 事例の検討 その1

介護過程の作成


アセスメント

座学でアセスメントや、課題の抽出、実施計画、実行、検証というような内容を学びました。

介護の現場では、介護保険制度を利用した適正な支援計画を介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成し、それを具体的な行動計画として介護過程を作るようです。


実務者研修は、その介護過程を作成できる事でサービス提供責任者としての役職に就くことができる資格です。


研修の仕上げとして、チームで介護事例を検討して介護過程を作成していきます。


実務経験と社会経験


社会人経験

私は6か月近く介護福祉士取得のため、実務者研修の座学と実習を経験してきました。


中には、介護経験豊富で実務者研修取得後、来春の介護福祉士試験を受ける人も少なくありません。私は、もともと介護職ではありませんから今後3年間の実務経験を経て、介護福祉士の受験資格が取得できます。


誤嚥

いざ、現場に入る場合、介護関係の仕事での知識や経験は武器になると思います。

そう考えると、若いうちに早く現場を経験していった方が良いでしょう。介護技術を磨くことで、利用者さんに安心して介護を受けられるというメリットがあります。


介護職

ただ、見落としがちなのは『仕事の質を作るのは、月日の長さではなく仕事の密度』だという事だと私は思います。


特にこの『介護過程の作成』やケアマネジャーの仕事である『ケアプランの作成』などは、介護経験もさることながら人との交渉力や、コミュニケーション力、経理や労務知識などを持つ人などの社会経験が活かせる仕事のようにも感じます。


移動支援

介護という仕事の全体像を把握しない限り、この仕事の質を上げることは出来ません。

介護職の質を上げない事には、業界の地位向上は望めません。


看護

看護と介護の間の格差のようなものは、その仕事の歴史の長さの差にあると思います。

でも、これからは介護職も看護職も、医療職も連携して高齢者介護の問題に取り組む必要があると私は思っています。



アセスメント


介護現場で使われるアセスメントは、ケアプランや介護計画を作成する過程で実施される評価と分析を指します。

利用者ごとに適切なケアプランや介護計画を作成するため、利用者家族からのヒアリングのほか、生活サイクルや周辺環境の確認など、情報収集をしたうえで評価を行います。

看護でも、『アセスメント』という言葉を使います。

看護アセスメントとは、患者の看護を行う過程で実施されるものです。患者のQOL向上を目的に、看護計画を立てるために行われ、診察や検査結果、観察だけでなく、不安や不調に関する状態も分析して計画を立てます。


介護保険と医療保険が違うように、日常生活の維持向上を目的とした『介護』と、病気や怪我などによって失われたQOL(生活の質)を改善させるための『看護』の違いだと思います。


アセスメント1 アセスメント2

介護アセスメントでは、9項目の介護度などの基本情報と、14項目の課題分析に関する情報を集めます。上記は大阪市のモデルです。


アセスメント様式

アセスメント表の様式も、施設形態や訪問など種類に応じていくつかの種類があるようです。


包括的支援プログラム

具体的な介護内容に踏み込んで、必要とされるサービス内容を判断していかなければいけません。こういった感覚は、営業職の場合ふだんから磨いている部分ですね。


父親感覚、母親感覚


後半では実際に事例を使いながら、書いていこうと思うのですが、男性的な感覚、女性的な感覚で、それぞれ重きを置くところが違うようです。


父親的感覚とは、『これくらいできるだろう』という改善や向上による自立に重きを置いた考え方、母親的感覚とは、『これに困っているようだからこうしてあげたい』という観察と現状維持に重きをおいた考えかたという意味です。


同じアセスメントを見ても、アセスメントする人の感覚の違いで見えてくる課題や、介護の内容も変わってくると思います。


後半(その2)では、その説明を加えながら書いていきます。