介護過程の作成
介護福祉士実務者研修では、この介護過程の作成と実践が、実技テストになります。
利用者ひとりひとりに、それぞれの生き方があるように、それぞれの介護があり、その人の価値観や生活環境を維持するためのサポートをするための設計図がケアプランで、その手順書が介護過程だと思います。
具体的な方法は
私は、これから実践していく側なので残念ながら実践経験からの情報がありません。
ただ、学んでいくうちにやっている内容はサプリメント販売で学んできた営業や販売のサポート、お客様へのフォローに共通する部分が多くあります。
ビジネスにしろ、介護福祉にしろ、医療にしろ、相手が望む事をして対価を受けると言う構図は変わりません。対価を得る仕組みが違うだけだと思います。
簡単に言えば、何かをしたから何かをしてもらえる。相手が欲しいものを欲しい値段で売れば買ってくれる。
相手がして欲しい事をできる範囲でしてあげる事で選んでもらえます。介護保険は措置制度(国や自治体が指定したサービスを受ける)ではなく、自己選択制(受けるサービスとサービス業者を利用する側が選ぶ)です。
そして、医療は国民皆保険制度のもとで、適切に生命を助ける事が求められます。
その人からもその人が加入する保険者(国民健康保険など)からも対価が支払われます。
問題は、『利用者』ではなく、提供する側の都合になってしまう事です。これで、世の中のビジネスも福祉も、医療もおかしな問題やトラブルを引き起こしたりします。
介護で例えると、身体拘束や過剰な薬物投与、隔離などがその例です。
もう一つの問題は、氾濫する間違った情報。
利己主義的な考え方が、インターネットやメディアなどを通して社会に悪影響を及ぼしているように私は思います。
本当の介護過程を作るには
利用者の情報収集は、簡単ではありません。
家族や、医療機関、行政の協力もいるでしょう。介護職、医療職の連携や行政機関との調整などもいるのでしょう。
しっかりと、下準備してからアセスメント。
このアセスメントが、不十分であると介護過程は、介護する側の約束事で終わってしまいます。ただ利用者や家族に対して、やってますアピールするだけの道具ですね。
実際には、そうなっていたから実務者研修で重きを置かれるようになったのでは無いかと思っています。
次回はこのアセスメントを中心に、私ならここに力を入れるだろうと言うものを、介護過程作成の流れとともに書きたいと思います。