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その人の生きざま

奇跡のバックホーム

元阪神タイガースの横田慎太郎外野手が、他界されました。

横田慎太郎


『奇跡のバックホーム』は、ドラマや本にもなっています。機会があればご覧になられたら良いかもしれません。


夢を追いかけタイガースに入団され、開幕スタメンも経験されてます。

その後、脳腫瘍と診断され、闘病の後に後遺症から現役継続を断念。視力低下が進む中、引退試合の守備で見せた走者を刺したホームへの返球が『奇跡のバックホーム』と呼ばれています。


この時、『野球の神様っておるんやな』と言う矢野燿大元監督の言葉が印象的でした。


その後、地元へ戻って講演活動をされていたようです。再発や転移など苦悩の連続の中でも、同じような苦境に立つ人たちへ自らの体験などを伝え、勇気づける活動をされていたようです。引退後のインタビューからも、彼の実直さが滲み出ていて、沢山の方々に愛されていた理由がわかる気がしました。ほんとうに野球が心の底から大好きだったんですね。


28歳の青年のこの結末を誰が想像したでしょうね。本人の無念さや支えになった家族や周囲の方々へのお悔やみと、故人のご冥福をこころよりお祈り申し上げます。


誰にもそれぞれの生きざまがある

介護殺人

運命とは、時に残酷なものです。高齢者の事故や、犯罪のニュースを見ると社会への失望や孤独、不安が犯罪を助長する事もあるのだと思います。


誰にも、悩みや苦しみはあると思います。


そして、誰にもその人のその人らしさや考えがあります。それを、誰かが一方的に否定したり、希望を絶ってしまうことはあってはならない事です。

そして、冷静になって『生かされている』事への感謝や生きている意味を冷静に考えてほしいと思います。


悩みや苦しみや価値観の大小は、人が図る事は出来ません。まだ若い頃、妻が友達から悩みの相談を受けた話を聞いた時、『その程度の悩みで』と言ってしまったことがあります。妻からは『あんたには小さな悩みに聞こえても、本人にはとても大きな悩み』と言われた事を今でも覚えています。


自分は頑張った、辛かった、乗り越えた。それが自信や成長につながれば良いです。



それが、自己満足や不平不満をぶつける理由にしかならなかったら寂しいですね。

いつ乗り越えられるのかはわかりません。でも、いつか『気づき』の時が来ると思います。私は、何度かその時が来て、それでも乗り越えられなかったり乗り越えたりの繰り返しだと思います。


自分はどんな最期を迎えるかわからないですが、精一杯生きたいと思いますね。


相手に敬意をはらい、認め合う社会になって欲しいものです。




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