これだけ簡単に情報が手に入る時代に
都内の電車に、包丁を持った人がいてパニックになったニュース。
緊急停止ボタンが押されたことから車内がパニックになったと言うニュースですが、詳しい状況もわからずマスコミも大騒ぎしてますね。
いかに正確な情報をもたらすことが大切なのかが、今の時代に問われている気がします。
模倣犯が出てくるのは
マスコミや行政が正しい情報をしっかり発信しないことが問題だと思います。
前日のNHKの番組で、外国人のお土産に包丁が人気だと言う情報があった翌日の出来事でした。包丁の持ち歩きには注意が必要です。
私は調理師学校に通っていた頃、学校でもバイト先でも何度もそれを聞かされました。
一時、新幹線や電車の車内で放火や障害の事件が続きました。あの時も、マスコミは事件の表面だけをしきりに報道したため、同じような事をする人が出てきました。
視聴率を取ろうと、面白おかしく興味を持つように報道するのが目的ではないはずです。
そんな報道は、模倣犯を生み出すだけ。
歴史は繰り返される
関東大震災の時に、多くの朝鮮人が殺されたと言う話があります。『朝鮮人が襲ってくる』と言う噂が引き起こした悲劇だそうです。
他にも、トイレットペーパーがなくなるデマや、動画投稿に関する迷惑行為など、私たちは常に情報に振り回されながら生きています。
今は特に、誰でも簡単に情報が発信できるようになりましたから、よく考えて判断しないといけません。
正しく冷静に検証する動きも
一方で、通説と言われていたものを検証する人たちもいます。個人的には、歴史上の話は伝える側の見方によって大きく異なることがあると思います。
その一つが上記の話です。
検証とは、自分の主張をするだけでなく何故今まで違う事を言われていたのかも、客観的に見る事が大切です。後から間違いに気づく事なんていくらでもあります。地球も丸かったのですからね。
指摘したり、非難することが目的ではない
戦争、公害、差別などなど、人間は過去に多くの過ちを犯してきたのかもしれません。
確かに、同じ事を繰り返すのはダメです。でも、何故その時間違いを犯したのかを客観的に分析する事が問題の解決に繋がるはずだと思うんですね。
ところが、自己都合で勝手に解釈を変えてしまう事で、何年も何十年も過ちを繰り返すことにもなりかねません。
より良い社会を作るために、それぞれが正しい行いを考えて行動する事が求められますね。