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高齢者の骨折について

過去の記事では、タンパク質と骨についてふれました

高齢者の骨折

4月17日投稿

高齢者の骨折の原因は、転倒が圧倒的に多いですが、それだけでなく日常生活動作の中でも起こります。

布団の上げ下ろしや、段差でつまずいただけでも骨折することがあります。うちの母は、布団を干していて取り込む際に圧迫骨折をおこしました。当然『安静に』となるので、筋肉の衰えというリスクを伴います。

『骨密度』や『骨質』という言葉を最近よく聞きます。骨粗しょう症の予防や改善のために大切です。ただ、そこに乗じて『善玉カルシウム』とか『悪玉カルシウム』とか怪しい内容のものも見受けられます。

問題なのは、健康な人のカルシウム摂取を妨げたり高齢者の予防の邪魔をするような情報です。高いサプリメントを売りつけるために本来必要ないものを売りつけるのはいかがなものでしょうか。

私は、骨を丈夫にするなら牛乳からカルシウムを摂ってもいいと思っています。特に女性の場合、骨折で歩けなくなる事は本当に大変です。

整骨院の先生の中にも私たちがお勧めしたいサプリメントを患者さんに薦めているところがあります。

大事なのは、『骨だけ』じゃないんですね。最近、ロコモティブシンドロームの対策として関節成分と骨の成分を併せて摂るサプリメントも増えました。ただ単に珍しい成分を配合するとか独自の成分を使用するとかでなく、予防の大切さをもっと発信するべきだと思うんですけどね。

骨がもろくなると大変ですよ。私たちの体は骨に筋肉がくっついて動いているわけですからね。特に高齢者の場合は、折れやすい部位があります。家族の方も、高齢者の骨折や転倒には気を付けてあげましょうね。