肝臓の働きについて
一般的な血液検査項目の数値です。
薬やサプリメントなどが体に合わなかったり、ウイルスが入り込むとγーGTPが急に上がったりすることがあります。脂肪肝が進行したりアルコールの摂りすぎでも。
ALTやASTの異常においては、『働きが悪くなっている』のではありません。
『壊れている状態』ですね。
弱るのと壊れるのは全然意味が違います。
壊れたところに『元気になるサプリメント』を摂っても意味があるのか疑問です。
しじみに牡蠣、にんにく、レバー、ウコンやタウリンなどなど、サプリメントとして疲労回復や滋養強壮をうたう商品に、肝臓を関連させているものは多いですね。
私は、これまで家族の病気を良くするために肝臓のサプリに関してはかなりこだわって学んできました。サプリメントではどうしようもないのが『ウイルス性肝炎』でした。
近年、一定の肝炎に対してすごく威力を発揮するお薬ができ、助成をうけて使用することが出来ました。その結果、身内のc型肝炎が寛解(かんかい)し、その後の経過も良好です。
また、筋力や筋肉の維持増進と肝臓の関係は深く、アルブミン数値の改善にも元気な肝臓の働きは欠かせません。逆に、摂取するアミノ酸やタンパク質の質が悪いとかえって肝臓に負担がかかります。
アスパルテームなどの人工甘味料は、フェルアラニン化合物を使用していますからアミノ酸バランスの面からもおすすめしません。もちろん肝機能が正常に元気に働くためにもアミノ酸の摂り方には注意が必要になります。
肝機能を改善することは、回復力を上げることになります。逆に、肝臓に負担をかけ続けることは、回復力を低下させ寝たきりや病気のリスクを上げてしまいます。
正しい肝臓の知識、その予防や改善のサポートについての方法を知ることはとても大切だと思います。
過剰な服薬や、偏った過剰な栄養摂取、不規則な食事や生活習慣に気を付けて、肝機能を大切に正常に働かせましょう。
次回の肝臓は、脂肪肝について 少し詳しくふれたいと思います。