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コミュニケーションは『技』じゃない(後半)

介護だけに限ったことではないですが

信頼関係を作ることは、お互いの目的のために大変重要です。


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特に、介護の仕事は利用者さんの『本当の意向』を受け止められるか否かでその後のケアが大きく変わってくるのだと思います。


相談を受ける際の原則に『バイスティックの7原則』があります。

1.個別化

一人一人の利用者が独自性を持った個人と捉えられる権利とニーズを持つと認識する

2.意図的な感情の表出

利用者の情緒的な感情の表現ニーズを認識

3.統制された情緒的関与

利用者が自分の感情に対し適切な反応を受けたいというニーズを認識

4.受容

あるがままを受け入れ接すると理解する

5.非審判的態度

非難したり問い詰めることなく援助することを自覚

6.利用者の自己決定

問題解決する方法などを自分で決める権利ニーズがある

7.秘密保持

秘密の情報を他人に漏らさない


の7つです。


これまで、『やってあげる』ことが介護だと思っていましたが、『コミュニケーション』によって、『できない事だけをサポートする』ことが本来のあるべき姿だと学びました。ここからより深く介護を学んでいこうと思います。



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非言語チャンネルの重要性

言葉のやり取りだけじゃないあいてへのメッセージです。声のトーンや態度など、意外と自分では気にしていなかったところに、利用者さんは反応するそうです。


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これは、介護に限らず一般的なコミュニケーションでも同じかもしれませんね。


コミュニケーションとは内なるメッセージだと思います。言語チャンネルで人に伝わるものは2割程度と言われています。


私が思うに、

コミュニケーションは技法ではなく、『心』の現れだと思います。


大切なのは普段の意識の持ち方かもしれません。人がどうこう言うよりも本人が気付けばいつでも変えることができることでしょう。相手の気持ちを汲み取れるようになる事こそが『コミュニケーション能力』の成長につながるのでしょうね。


なので、自分も注意したいと思います。

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