出した方が良い理由
便通が悪く、お腹の張りや残便感など不快な症状を伴うことがある便秘。
便秘は日常的なケアで改善する場合もありますが、原因によっては病院での治療が必要になります。
介護施設では、排便が出なかった日数によって看護師さんから排便を促す薬が処方されたりします。
筋肉量が減り、運動することが難しくなった高齢者は特に便が出なくなる事が多いです。筋肉は足腰だけでなく腸の蠕動運動や腸を取り巻く腹筋や腸腰筋も大事です。
便は、体内に長くとどまると腐敗して毒素を発生させたり、詰まって炎症を引き起こしたりします。不要なものは早く出してしまうに越したことはありません。
なぜ出ないのか
通常は食べ物を食べると胃へと運ばれ、その後胃液によってお粥状に消化されてから、小腸で体内に必要な栄養分と水分を吸収します。
吸収しきれなかった残りカスは大腸へと運ばれ、水分が吸収されて固形の便になり、最終的に肛門より体外に排出されるのです。
ですが、高齢者の場合上記のようなの理由で大腸の動きが鈍くなると便が長く留まって水分を吸収しすぎてしまいます。その結果、便が硬くなって排出しにくくなり、便秘となってしまいます。
様々な原因
便秘の解消や予防と言っても原因は様々なので、一概にこれが良いとは言いにくいです。ただ、『便が出ない』事はよくないのでいろんな方法を試して自分に合う便秘解消法は見つけてほしいと思います。
そのためにも、自分の便秘の原因を知る事は大事でしょう。
医学的な分け方は下記のようになります。
便秘には突然起きる「急性便秘」と長期間便秘の状態が続く「慢性便秘」があります。
また、慢性便秘は大きく分けて、大腸の機能が悪くなることで起こる「機能性便秘」、大腸の形態的な変化によって起こる(または便の通過が物理的に妨げられる)「器質性便秘」のタイプがあります。その他にも、薬剤によるのもや病気によるものなどもあります。
人と比べることが無いので、どうしても便秘はそのままにしがちな症状でもあります。
また、介護の現場でも便秘に対する温度差もあるのかもしれません。
便秘に限らず腸の疾患は、高齢者だけでなく健康な私たちでもQOLの低下につながる可能性が高いので本当に気をつけましょう。
安易な腸への情報発信は、予防や改善の妨げになります。特に、腸の健康は今後の生活に大きな影響を与えますから、ぜひ参考にしていただけたらともいます。
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