水の大切さを以前も何度か書いた事があります。
前回、投稿して間もなく商品の材料が欠品してしまい、その後、リニューアルする運びとなりました。需要の多いテーマなだけに、早く供給を再開できて良かったと思います。
これまでの商品からの変更点とその意図をまとめました。
ヒアルロン酸を作る
N-アセチルグルコサミンは、グルコサミン塩酸塩とは異なり、グルクロン酸と結合してヒアルロン酸を構成する材料です。
ヒアルロン酸やグルコサミン塩酸塩を摂るより、早く体内に取り込まれ、かつヒアルロン酸を効率よく作る事がわかっています。近年、ヒアルロン酸も、高分子・低分子などのうたい文句や(ナノとか超微粒とか意味不明なものに注意)、液状・粉末状など様々な形態で販売されるようになりました。
私は、研究者ではありませんからどこまでの根拠なのかはわかりませんが、このことはそれなりに知られている事実のようなので、信ぴょう性は高いと思われます。
今回、NAGの一回の摂取量は減らしています。
新素材との相性や相関性を考慮しての配合量です。
水の力
もともとこの商品が、関節の痛みや炎症だけに特化していないのは、『水の力』を重視しているからです。
『痛みを止める』のではなく、『ゆるやかに抑えていく』ことと『痛みが出にくい状態を作る』事を目的にしています。
『潤い』とは、適度な水分を含んでいる状態を言います。
また、精神的なゆとりや経済的なゆとりを表現するときにも使われます。
すなわち、『良い環境にある』状態ですよね。私たちの生活環境に水は欠かせません。
『適度な状態』を保てるように作られた商品がこの商品なのです。
水の中の生き物
水の状態も、澄んだ綺麗な状態もあれば、よどんだ一見劣悪な環境もあります。
それぞれの環境に応じた様々な生き物がいますね。
例えば、すっぽんはとても臆病な生き物です。音やにおいに敏感で、少しでも異常を感じるとすぐに身を隠すほど。すっぽんにとって人間の存在、車や生活音などは大きなストレスに。
当然、過度なストレスがかかると病気などかかりやすく、品質も落ちやすくなります。その為、すっぽん養殖場は「静か」な、人里から離れた場所にあることがほとんどです。すっぽん養殖において綺麗すぎる環境は逆効果。底まで透けるような綺麗な水質では、すっぽんが安心して隠れられません。
そういう性格から、栄養や酸素などを多く含む体なんですね。滋養強壮にスッポンが言われるのは、体全体に様々な栄養があり、ほとんど捨てるところが無いということもあると思います。私もスッポンのコースを専門店で食べたことがあります。身から内臓、血や卵まで美味しくいただきました。
知識のない販売者は、中国や台湾のスッポンはダメとか、日本のスッポンはきれいな水で育てられているから安心などと、間違った情報を与えてコラーゲン質の薄い短期間で養殖したスッポンを原料にしたサプリメントなどを高額で販売したりします。
そもそも、サプリメントなんて料理として食べる訳でもないのに、それがどこでとれたものなのか、私たちにはわかりません。作り手や販売者を信用できるかどうかです。
ひょっとしたら、私が専門店でおいしくいただいたスッポンも、台湾や中国で生産されたものかもしれません。お店を信用できるかどうかです。
国産の良いのは、品質管理が行き届いている点です。海外の劣悪な環境で作っているものは、重金属検査など日本の厳しい検査を通らないでしょう。正規のルートでないのならわかりませんが。私も調理師をしていましたから、鮮度や品質管理は材料の色や臭い、下処理がうまいかなどはプロの経験からわかるものです。
近年、注目されている原料に、サケの鼻骨の部分(氷頭)の成分『プロテオグリカン』があります。
弘前大学を中心にした文部科学省推進の産学官連携推進事業で、研究が進められているようです。古くからの食経験もあるそうです。私はまだ、料理としては食べたことがありません。
プロテオグリカン
私がおすすめしているサプリメントを手掛けていただいているメーカーは、流行には敏感ですが飛びつくことはされません。
良く検討し、それなりの実績が証明できたものの中からお客様のニーズや、原料の特徴を考えて商品づくりをされています。これまでも、大手通販などでロングセラーになっている製品なども手掛けてありますが、クライアントの要望に応じたものも良心的な価格で手掛けてあるので、『知る人ぞ知る』メーカーなんです。
今回、『潤いに特化』の方向でこの配合が出来ました。
実は、内容的にもすごく良い商品なのですが、コストの関係からかなかなかヒットしません。そういう商品ほど実際に使っていただくと本当に良いものだったりします。
今回の大きな変更点は、この『プロテオグリカン』を加え、これまでの製品よりも高いパフォーマンスを期待できる商品になったことです。
「プロテオ」は、プロテイン、つまりタンパク質。「グリカン」は多糖類を意味し、プロテオグリカンは糖とタンパク質の複合体で、「糖タンパク質」のひとつです。
保水性に優れ、皮膚ではハリや弾力を保つのに重要です。関節では、軟骨に含まれ緩衝作用により関節の動きを助けます。
プロテオグリカンは、他のうるおい成分に比べて、適正な品質と純度を保った原料であれば、少量で素晴らしい潤い能力を発揮します。
エビデンスの確認では、5mg投与/日からのデータがあり、10mg/日 での機能性表示商品もあります。
痛みや炎症
もう一つの特徴が、痛みや炎症を緩和させる働きとしてMSMとプロテオグリカンの相乗効果です。
こちらも、『MSM』と『プロテオグリカン』双方が、適正な原料であれば、良い働きが期待できるようです。
MSMは、天然のイオウ化合物で、痛みや炎症を鎮め、体を温める働きがあります。もともと人間をはじめさまざまな生き物の体内に存在する成分です。MSMには痛みや炎症を抑える、優れた鎮痛作用、抗炎症作用があると知られています。
人体には、脳内モルヒネをはじめ痛みが出た時や炎症が起きた時にそれを改善しようとする働きやそれに伴う成分があるようですね。人体ってすごいと思いませんか。
組合せと品質が大切
私は、成分の特徴や配合について詳しい人たちが作ったサプリメントは信用しています。『金儲け』は二の次なのだと思います。
私は、サプリメント開発を受け持つ会社へ、依頼する企業側や販売店が『売ってもうける』だけのための商品を望んでるように思います。
使う人の事を本当に考えているのかが疑問なんですね。
『健康』であり続けたい思いと、『病気や衰えへの不安』は加齢とともに増しています。だからこそ、その思いに寄り添った情報の提供や提案と、安心して使える良い商品を案内することが私の役割だと思います。
この商品に関しても、もともと支持していただいていた商品のリニューアルなので、ご販売店様やお客様にも喜んでいただけるでしょう。
現在は、旧パッケージ品に、原料表記等の訂正シールで対応しています。