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戦争と歴史について 後半

破壊者はだれ?

ハワイ山火事

地球温暖化対策が世界的に言われる中、高温による自然火災のニュースをよく耳にするようになりました。

先日も、ハワイでの大規模な山火事がありましたよね。


詳しくは分かりませんが、山火事は一定数自然発生する事があるようです。今回は付近をハリケーンが通った影響もあって一気に延焼してしまったようですね。


過去に、日本でも強風によって火事の被害が大きくなったニュースを見た事があります。


草木は乾燥すると燃えやすくなりますよね。

藁とか、薪や炭とかよく燃えます。油が多いと余計に火は強くなります。


天ぷら油火災

天ぷら油の引火とか、テレビなどの映像で見たら恐ろしいくらい燃えてますよね。


木はよく燃える、油で燃やすと勢いよく燃える。この原理を利用した爆弾が、太平洋戦争中にたくさんの建物や民間人を犠牲にした『焼夷弾』です。


時に、人間の知恵は恐ろしいものを作り出します。いつも私は思うのですが、その作り手は何を想像して作り上げていったのでしょうね。


平和への願いだったのか、憎悪の念だったのか。



壊すのは簡単。覆水盆に返らず


東京空襲

大都市東京は、空襲で焼け野原になりました。


画像

地方都市も、次々と破壊されていきました。


京橋駅空襲

大阪、京橋駅が8月14日の午後に大規模な空襲に遭います。この日、死者359名行方不明79名。その翌日に、日本は終戦を迎えました。


失われた命や、破壊されたものは元には戻りません。78年後の今、私たちにできることは何でしょうか?


非難や批判することではない


私は、これからの世代の方々に伝えたい事があります。


それは、『自分の良心』に問いかけることです。自分がもし、相手の立場だったらどうしていたのか。それは、本当に正しいことなのかを自分の心に問いかけて欲しいです。


例えば、戦争はなぜいけないのでしょうか?

お互いが、疲弊し傷つき滅びるからですよね。ウクライナのニュースを見て何を感じますか?


ウクライナの人達も、ロシアの人達も本当は争いたくないのではないでしょうか?

みんな、自分たちの安全な暮らしが脅かされると言われ、過去の記憶から相手を憎み、争っているのかもしれません。


誰も傷つきたくないですよね。

『そんな事言っても。。。。』に、続く言葉は、ほとんどが利己主義的な発想から出てきた屁理屈だと思います。考え方は十人十色ですが、『傷つきたくない』もしくは『生存したい』は、共通の考えだと私は思います。


これですよね。マズローの5段階欲求。

生きたい。安心したい。守り守られたい。認められたい。実現したい。

マズロー

みんな、安全な国で、安心して暮らしたいはずなのに。

自分達の所有しない土地や地域を奪い合おうとして争ってます。

余っていれば分けたらええのに。足りなかったら、分けて貰えばいいのにと思うんですけどね。お互いを認め合い、共存する事を選べば争いは減っていくはずだと思いますが、必ず自己主張の強すぎる人たちが乱してしまいます。

自分のものじゃないのに、勝手に取ろうとしたり、独り占めしようとしたり。

自分がされたら嫌ですよね。


自己実現の欲求にまで行く人たちはごく僅かだと思います。


賢いと言われる人達や権力者の中にも、底辺で止まっている人は沢山いるでしょうね。


自分が認められないと、暴力を使ったり相手の弱みにつけ込んだりする人もいるでしょう。


このマズローの捉え方も、人それぞれ違うと思います。介護職が大切にしないといけない『相手の立場になって考える』事は大切です。

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マズローを教える側の教師や講師が、これを理解してないこともあります。これはダメだと思います。


アインシュタイン

アインシュタインが核兵器を作ったのではなく、多くのエネルギーを環境に配慮しながら生み出す方法を考えたのに、その方法をたくさんの人を不幸にする道具に変えてしまった。


そういう目的で使いたい人達がいたと言うだけだと思います。思想は、その時代背景などによって多様に変化します。できる限り客観的に、その事実と向き合って、同じ過ちを繰り返さないようみんなが認識する事が必要ではないでしょうか。


平和への正しい道筋は、これからを生きる私たちが正しいリーダーを選び共に歩んでいく事ではないでしょうか